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  • 執筆者の写真sendaigreenassocia

蚊の話とか秋キャンプの話とか・・・

 つい最近までの暑さもひと段落。朝晩はすっかりと涼しくなり、過ごしやすい気候になってきました。いよいよ秋キャンプから冬キャンプに至るゴールデンシーズンの到来です。

 残暑もあるでしょうが、この時期からのキャンプの魅力、悩みの種である「蚊」についての雑学についてもお話いたしますので、よろしければぜひご参考まで。

 

 キャンプといえば夏のレジャーという印象をお持ちの方もいるかと思いますが、秋から冬に行うキャンプには様々なメリットがございます。


 一つ目は虫(蚊やアブ、ブヨなどの不快害虫)が少なくなること。夏のキャンプでは暑さゆえに肌の露出も多くなり、ほとんどの方は蚊取り線香や虫刺され予防のスプレーなどで虫対策を行っていると思います。また、日が暮れてから料理をしている最中、ランタンの灯りに誘われた蛾や羽虫が調理中の鍋の中にダイブしてきたという経験をされた方も多いのではないでしょうか?


 ここで余談となりますが、蚊の生態についての雑学を少々。日本で身近に存在する蚊はヒトスジシマカ・アカイエカ・チカイエカの3種類。ヒトスジシマカは俗に言う「ヤブカ」です。蚊は自分で体温を調整できない変温動物であるため、気温が10度以下では活動ができません。また、40度以上の高温条件では死んでしまうため、蚊の活動が活発となるのは気温15度から35度の条件下となります。ですので、平均気温が15度以下になってくるこれからの時期、徐々にではありますが蚊の活動も鈍化してきます。この時期の蚊は、最後の力を振り絞って翌年に生まれてくる子孫(卵)を残すため、必死になって吸血活動を行います。秋に水辺近くに産み付けられたヒトスジシマカの卵は越冬したのち、翌年の春から初夏に孵化します。ちなみに、アカイエカ、チカイエカは室内など20度程度の環境であれば成虫のまま越冬し、産卵や吸血などの活動を停止した休眠状態で4ヶ月ほど生きて冬を越すといわれています。冬に蚊に刺された経験のある方はこれらの種類の蚊なのかもしれません。


 

 閑話休題、せっかく血を提供してあげているのに、置き土産と言わんばかりに痒みを残す・・・まさに、恩をあだで返すかのような行動に、いまいましさを感じることもありますが、何しろ相手も子孫を残すために決死の覚悟。晩秋からのキャンプはこれらのストレスから解放されるだけでもずいぶん違います。


 二つ目。当たり前ではありますが、過ごしやすい(暑くない)こと。10月の仙台の平均気温は16度前後。日中も20度前後と過ごしやすい気候です。日が暮れた後などは肌寒さを感じることもあるかと思いますが、6~9月の暑さと比べれば過ごしやすさは格段に違います。

 真夏のキャンプでは薄着になるにも限度があり、締め切ったテント内の蒸し暑さはまさに苦行。小さなお子さんと一緒の場合、熱中症や汗疹(あせも)などの心配もあります。また、暑さゆえに食材の管理にもいろいろと気を使わなくてはいけません。たとえクーラーボックスに入れていたとしても、生肉などは翌日に持ち越すのは要注意。その点、涼しい時期のキャンプではクーラーボックスにしっかりと保冷剤をいれておけば、それほど神経質にならなくてもよいでしょう。外気温が低ければクーラーの機能は最大化され、保冷能力によっては翌日でも庫内はキンキンに冷えた状態を維持できます。

 しかし、ここで一つ注意点。過ごしやすい気候であると述べましたが、仙台の10月の最低気温は11度前後。ということは、日中と寝ている時間(特に朝方)の気温差はおよそ10度も違います。すなわち、布切れ一枚で外気を遮断しているテント内ではかなりの冷え込みを覚悟しなければいけないということ。真冬用のシュラフを使うほどではないものの、3シーズン用のシュラフでは寒さを感じることもあるかも・・・念のためのブランケットなど、何がしかの防寒対策はしたほうがよいでしょう。


 そして三つ目、個人的にはこれが一番のメリットだと感じています。それは、焚火が楽しいこと。焚火好きの私は、真夏であっても必ず焚火をするのですが、涼しい(寒い)なかで行う焚火は何とも言えない魅力があり、暖を取りながら焚火で調理をするだけでも特別感のあるアクティビティーへと生まれ変わります。また、日没が早いため、焚火をする時間はたっぷりとあり、日の長い時期よりもゆっくり楽しむことができます。※水の森公園キャンプ場は21時以降は静粛時間、22時以降は消灯時間となりますのでご協力お願いいたします。


 



 ということで、話は少々脱線いたしましたが、これからの時期のキャンプの楽しみなどをお話しさせていただきました。水の森公園キャンプ場は11月末で今シーズンの営業はいったん終了。来年3月の再開まで、しばしのお休みをいただきますが、冬期間も営業しているキャンプ場もございます。冬キャンプの魅力については近々書かせていただきます。

それでは皆様、安心安全で楽しいキャンプを!



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