top of page

キャンプ失敗談

執筆者の写真: sendaigreenassociasendaigreenassocia

 つい最近の話です。雪中でのキャンプを求めて市内某キャンプ場に行った時のこと。現地の積雪は5~6センチでそれほどの積雪量ではありませんでした。普段の雪中キャンプでは、テントを設営する場所はしっかりと除雪、もしくは整地をしてから幕を張るのですが、この日は土曜日だったのでキャンパーさんも多め。いつものお気に入りのサイトはすでに別の方が使用中。※このキャンプ場は冬季間は空いているサイトであれば好きな場所に幕を張ることができます。

ということで、今まで張ったことがないサイトに設営することに。

 早くテント内で暖を取りたい気持ちもあり、サイトの確認もテキトー、除雪もせずにわたわたと設営しました。無事にテントも張り終わり、幕内にはお気に入りのギアたち、石油ストーブと一酸化炭素チェッカーの配置もばっちり。ソロ用テントなので、ちょっと体を動かせば大体の道具に手が届く。一晩だけの秘密基地の完成です。

 ところが、なんとなく体が落ち着かない。うすうす感じていたものの、理性がそれを認めたがらない。そうしているうちに、ストーブの熱で幕内の温度が上昇、雪が解け始めると更なる違和感が・・・そうです、私がテントを張った場所は緩やかな傾斜がある場所だったのです。明らかな斜面であれば一目でわかり、その場所は避けるのですが、非常に微妙な傾斜であり、尚且つ積雪状態であったため油断した結果がこのありさま・・・


 いったん気になりだした途端、「まだ明るいから思い切って張り直そうか」とか「面倒くさいからこのままやり過ごそうか」など、頭の中で葛藤が生まれます。

 結局は、「面倒くさい」という気持ちが勝り、そのままの状態でキャンプを続行することに。とりあえず寝る場所の頭の位置は斜面の高いほうにマットを配置。バーナーなどの火器を使うテーブルは、足の部分に薪の木っ端などをかませて水平を確保。石油ストーブも同様に余ったペグなどを底部に敷いてバランスを取りました。


 かように、サイトがある程度整備されたキャンプ場であっても、テントを張る位置はとても大事。地面の状況だけではなく、テントの出入り口をどちら側にするか等、当日の風向きや一定のプライバシー確保ができるかといった細々した条件も考慮しなければなりません。

 念のため申し上げますが、私が選んだサイトはすべて斜面というわけではありません。隣のキャンパーさんとの距離を広くとるためにサイトの端ギリギリの位置にテントを張った結果がこのありさま。サイト内の水はけを考慮して端っこに若干の勾配をとる場合もありますからね。すべては私の責任です。


風がある時、焚火台をどこに配置するかはホントに大事。隣のテントとの距離が近い場合、火の粉が飛散して隣のサイトのテントに穴をあけてしまう可能性もあり、トラブルの原因となります。

自分のサイトが風上の場合、強風時の焚火はあきらめるのが無難ですが、普段から隣のサイトとの距離感を意識する、ウインドスクリーンを使うようにするなど、お互いに気持ちよく過ごせるような配慮は必要。

ちなみにですが、ウインドスクリーンは風よけの効果だけではなく、反射する熱により暖かさが向上するという効果もあるのでお試しあれ!


 これは、私の数多くのキャンプ失敗談のほんの一例。これ以外にも失敗談は山ほどあり、中にはシャレにならない話も・・・また折を見て皆様と失敗談を共有したいと思いますので、よかったらご覧ください。

それでは皆様、安心・安全で楽しいキャンプを!

Comentarios


bottom of page